土屋つかさの技術ブログは今か無しか

土屋つかさが主にプログラミングについて語るブログです。

PowerPointで正円の円弧の矢印を描く

 地味なTIPSです。
 ブログ記事に図が必要になった時、土屋は「PowerPointで作図」→「Snipping Tool*1」で切り取ってファイルに保存」という手順で作成しています。
 この時、「正円の円弧の矢印」が欲しい時があります。例えばこんなの。

 上図では、原点を軸とした回転を矢印で示しています。
 この「正円の円弧の矢印」をPowerPointのシェイプで描く方法がわからず、これまでは適当ごまかして作図していました。
 最近「いや出来ない筈ないんだからちゃんと調べよう」とググって方法を把握したのでメモ代わりに記事にしておきます*2

手順

①図形の「円弧」を選択する

 メニューの「ホーム>図形描画>円弧」を選択して円弧ツールを有効にします。

②shiftキーを押しながらドラッグ&ドロップする

 選択した図形はドラッグ&ドロップでサイズを指定して生成します。円弧オブジェクトは普通に生成すると楕円の円弧になるんですが、shiftキーを押しながらドラッグ&ドロップすれば正円の円弧を作れます。この「shiftキーを押しながらドラッグ&ドロップすれば、円弧が楕円ではなく正円になる」というのが、考えてみれば自明の手順なのだけど、ずっと気づけずにいたのでした。

 あまりインパクトのあるスクショにならなかった……。

③ガイドをドラッグして必要な長さにする


 線の両端をドラッグできますが、回転ガイドのある方の端は動かさずに始点とし、オブジェクト自体を回転させて始点の位置を合わせると使いやすいと思います。

 これで必要な正円の円弧が作れました。

④必要なら矢印を付ける。

 円弧の両端に矢印を設定する場合、オブジェクトを選択し、メニューの「図形の書式>図形のスタイル>図形の枠線>矢印」のドロップダウンメニューから選択します。

 矢印以外の、円弧の色や太さについても「図形の枠線」で変更できます。

余談ですが

 土屋はこの矢印や枠線の太さを頻繁に変える傾向がありまして、そのたびにリボンメニューを「図形の書式」に切り替えるのが手間に感じており、今は「オブジェクトを選択>右クリック>図形の書式設定」で現れる右ペインを使っています。

 この画面だと、リボンメニューのように両端の矢印の形状をまとめて変更することが出来ないんですが、これはまあ仕方ないかな……*3

補足

 記事では楕円の円弧と区別したくて「正円の円弧」と書きましたが、厳密には「正円の円弧」の事を「円弧(Circular arc)」と呼ぶのが正しく、それに対して楕円の円弧の事は「楕円弧(Elliptic arc)」と呼ぶようです。

*1:Winの標準機能……と言いたいけど「切り取り&スケッチ」への移行が推奨されてるぽい。あっちはUIの感覚が合わなくて使って無い

*2:単に土屋が知らなかっただけで裏技とかでは無いです

*3:土屋は普段altキー操作をしないんですが、altキー>JD>SO>Rでメニューを開く手もありますね