土屋つかさの技術ブログは今か無しか

土屋つかさが主にプログラミングについて語るブログです。

「魔法使いの夜 体験版」のフォント表現(3) テキストフェード

 そろそろ本編の発売が近づいて来て楽しみ過ぎる「魔法使いの夜 体験版」の話(3度目)。

 このゲーム、これまで書いたように、テキスト表現に非常に力が入っています(他の演出にも意味が分からない程力が入っているけど)。

 驚いたのは、文字列が表示された後クリックすると、次の文字が表示されている間に、今表示された文字列がすっとαフェードアウトして半透明になる演出。え、それKAGでどうやると出来るの?

 一つのメッセージレイヤに対して複数の処理を同時にかける事がそもそも出来ない筈だし、レイヤに対し部分αブレンドをするのもちょっと難しいような……? 単純に想像すると、KAGそのものを改修しているのでなければ、もの凄い力業で実現しているように思えます。

 可能であれば、RAGではこの演出を簡単に実現できるようにしたいと思っています。ただ、今の所上手い実装方法が思いつかないので、継続事案扱いで。

本日の作業

 メッセージレイヤごとに描画フォントの情報を持たなければならないので、シナリオエンジンで持っていたフォント情報ハッシュをテキストレイヤに移行(デフォルトのフォント情報は1つで良いので、引き続きシナリオエンジンが持つ事に)。データの持ち方に不完全さを感じつつも、ひとまずメッセージレイヤを量産する準備を整えました。