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ロボティクスノーツのテキストレイヤ

 以下半分愚痴です。

 RAGの開発が滞った数ある理由の1つに、「ロボティクスノーツ(PS3/XBOX360)」をプレイした事があります。

 このゲーム、テキストが流れるようにフェードインしながら表示されるのが非常に美しくて「ああ、今のRAGのメカニズムではこの表現は出来ないな」と落ち込んでしまったのでした。

 RAGでは「テキストデータを先読みしない」「文字単位での情報を保持しない」事で、可能な限りミニマムな設計でテキストレイヤを実装する方針でやってきました。しかしロボノのように文字単位でフェードインをする為には、個別の文字が状態を保持する必要があります。これは出来ればやりたくない。けど、「方針を変えてでもやりたい」と思わせる美しさがロボノのテキストレイヤにはあったのです。

 RAGはテキストレイヤ周りから作り始めた事もあって、その部分がコードとしても洗練されておらず、可搬性が低く修正しづらくなっていて、「よし、ロボノのテキスト表現が出来るように改修しよう!」という決心が今の時点ではつきません。けれど、これが出来ないと現代的なADV表現に到達しない気もするし……もう少し考えます。